「ディア・エヴァン・ハンセン」あらすじ:その7 "Words Fail" |
このあらすじは、Wikipediaのあらすじや歌詞、その他の記事を参考にまとめたものです。台本を読んで書いているわけでも、実際に上演されたものを見て書いているわけでもないので、正確ではないかもしれません。
また、歌詞も一部訳していますが、かなり意訳しています。
マーフィー家の面々は、コナーの(偽の)遺書が公開されて、非難の矢面に立たされます。
いたずら電話がかかってきたりする。
彼らは精神的に追い詰められて、お互いを責め始めます。
それを見たエヴァンは耐えきれず、ついに本当のことを告白します。
「あれは、コナーが書いたものじゃない。僕が書いたんです」
そして、12曲目の "Words Fail" が始まります。
"Words Fail" from the DEAR EVAN HANSEN Original Broadway Cast Recording
まさかこんなおおごとになるとは思ってなかったんです
こうして謝りに来たんですけど
ことばではうまく言えません
完璧な女の子がなぜか自分の恋人になってくれた
おやじギャグやグローブ、何事にも屈しない父親
当たり前のようにいつも家にいる母親
そういうの一度も味わったことがなくて
これがホントだったらなって思ったのかもしれません
そんなの説明にならないことは十分わかってます
ことばでは伝えきれません
ただひとつだけ
目の前にずっと欲しかったものがすべてあって
うそを本当だ、って信じたいと思う
本当だってことにしてしまう
そして、みんなもこのうそを信じたいんだって
必要なんだからって自分を説得してしまう
そういうことだったんです
コナー家の人々は、エヴァンにことばを掛けることもなく立ち去ります。
エヴァンは続けます。
すべては偽物 みじめな作りごと
でも、僕らは幸せだった
だからどうしても手放せなかった
本当だって信じていたかった
そうすれば、現実を見なくて済むから
違う
僕は、自分はこんな悲惨な人間じゃないってフリをしたかったんだ
本当の自分を見なくていいように
誰にも僕の本当の姿を見せなくていいように
力いっぱいブレーキを踏みつけることを覚えた
エンジンをかける前に
ドジなところを見せる前に
最悪の第一印象を与えちゃう前に
そうして僕は、最悪の自分を人に見せることさえしなかった
だって、見せたらどうなる?
人はなんて思う?
僕はこうやってずっと現実から逃げ続けるのか?
僕はただずっと逃げているだけ
太陽のそばに近づく勇気もない僕が
どうして日差しを浴びることができる?
All I ever do is run
So how do I step in
Step into the sun?
Step into the sun
という、この歌の最後の部分は、"Waving Through a Window" のこの部分
Step out, step out of the sun
If you keep getting burned
と呼応しています。
それはそれとして。
エヴァンが家に帰ると、母ハイディが拡散されたコナーの遺書を読んでいます。
エヴァンは、自分が書いたものだと素直に認めます。
「知らなかった」
「だって、僕は誰にも言わなかったから」
「そうじゃなくて、あなたがこんなに傷つき苦しんでたことを知らなかった」
エヴァンは、コナーのこと以外にもたくさん嘘をついてきたと打ち明けます。
例えば、夏に木から落ちて腕を折ったこと。
あれは、事故ではなく、自殺未遂であったことをほのめかします。
そんな息子に、母は夫が出て行ったときのこと、エヴァンが7歳のときのことを話して聞かせます。
次の回でこの「あらすじ」も終わる予定です。
つか、これ、「あらすじ」じゃないですね。
長すぎ。